ドリームキャッチャーのホームページ

おいしい生活 バックナンバー  第81話〜第100話


当社代表、若林健の中華街探訪ランチエッセイ「おいしい生活」のバックナンバーです。
第1話〜第20話 / 第21話〜第40話/ 第41話〜第60話 第81話〜第100話第101話〜最新エッセイ


目次

第81話 「本日も回転」〜天天常常回転坊・横浜中華街店〜 (2006/10/25)
第82話 「しびれるサービス」〜愛香楼〜 (2006/12/3)
第83話 【番外編】「割り子そば」〜米沢・粉名屋小太郎〜 (2007/1/25)
第84話 「青いスープ」〜廣東〜 (2007/1/31)
第85話 「えびワンタン」〜慶華飯店〜 (2007/2/7)
第86話 「水餃子」〜龍膳〜 (2007/2/14)
第87話 「千と千尋の神隠し(前編)」〜安楽園〜 (2007/2/21)
第88話 「千と千尋の神隠し(後編)」〜安楽園〜 (2007/2/28)
第89話 「ながい!やすい!うまい!」〜康華樓〜 (2007/3/7)
第90話 「最強のおつまみ」〜サブローソ〜 (2007/3/14)
第91話 「最大公約数」〜Osteria Pozzi〜 (2007/4/18)
第92話 「年配のお金持ち集合!」〜萬珍楼〜 (2007/5/25)
第93話 「美味しんぼ」〜平戸庵・関内店〜 (2007/6/19)
第94話 「ナマ演奏」〜悟空茶荘〜 (2007/6/27)
第95話 【番外編】「フルーツ盛り合わせ」〜tres(トレス )〜 (2007/7/11)
第96話 【番外編】「最強の立ち食いそば」〜新幹線ホーム・住よし〜 (2007/7/25)
第97話 「海鮮あんかけチャーハン」〜鳳林〜 (2007/8/8)
第98話 「ハマのおじさん910円」〜楼蘭〜 (2007/9/19)
第99話 「タラレバじゃなくてレバニラ?」〜福龍酒家〜 (2008/1/11)
第100話 「紅茶のおいしい喫茶店」〜サモアール馬車道店 (2008/1/13)

第81話 「本日も回転」 2006/10/25


ビートたけしの漫才時代のギャグにこんなのがあります。

ある日、歩いていたら、道端に茶色いチョコレートみたいなのが落ちていた。近寄って見ると、ウン○みたい。臭いを嗅いでみたら、すごく臭い。触ってみると、軟らかく、ナメてみたら、やっぱりウン○だった。あー、よかった。踏まなくって…。

珍しいものがあると、多分ダメだろうなと思いながら、確認に入るのがマイルールです。

今はもう、ないかもしれないけど、数年前、有楽町で「回転なべ」のお店に入りました。
まず、お店に入って数種類のスープの中から自分の食べたいスープを選びます。そうすると、自分の座ってる前にそのスープが入ったマイ鍋が運ばれ、回転している具を選んで好みの鍋をつくるというシステムなのです。
スープは無料でチェンジ可能。でも、うれしくありません。そんなに食べられないから。
周りは一人暮らしで友だちも少なそうな男の人ばっかりでした。これ、定着しないでしょうね。効率が悪い。やっぱり二度と行きませんでした。

「どうです?回転飲茶。1,200円で食べ放題。
         料理がバツグンに美味しいです!」

写真:回転飲茶「天天常常回転坊」の店内 西門通りのランチ時間帯には、立ちはだかるようにしてビラを配るおじさんの姿が目を引きます。普通の呼び込みよりも、頑張りが目立つ。

食べ放題は、結論済みながら、見慣れない物体はナメてみる主義なので、意を決して店内へ。予想通り、回っていました回転飲茶。麺類やチャーハンは、その都度、オーダーを入れて、作ってもらいます。一時すぎの入店にも関わらず、広い店内は、ほぼ満席でした。人気あるんだなぁ。回転好き。

さて、お味は?

バツグンに美味しいと思ったものは、ひとつとしてありませんでした。な〜んにも書くことない。

それでも、リフトの一日券を買ってしまったので、足首が痛いのに、アイスバーンの上を滑り続けた、そんな感じでした。お腹いっぱいの事実は残る。…釈然としないので、デザート四品を完食。これも、どうってことありません。子供だったら、うれしいのかなぁ。

お会計は、ウーロン茶が有料なので、予告のなかった消費税も含め、1,470円でした。ハハハ、予想外です。

ちなみに、ビラを配っていたのは、店長さんだそうで、なるほど普通の人とは、真剣味が違う。だけど、このお店は、努力するポイントがズレています。これだけお客さんが入っていながら、相変わらず集客に異常に力を注ぐのは、リピーター客がいない証拠。こういう経営は、問題があるんだなぁ。

オススメ度 >>> ★

「天天常常回転坊・横浜中華街店」 横浜市中区山下町216(西門通り)  045-662-6647
URL : http://www.kaitenyamucha.com/

[ このページのトップに戻る ]

第82話 「しびれるサービス」 2006/12/3


当社の社名は、代表の若林がアカペラユニット「トライトーン」と初めて出会ったときの彼らのオリジナルソングの曲名からもらったもので、それほどに印象の強いグループであったということです。

だから、ドリームキャッチャー社のメイン業務は社員教育・研修ですが、トライトーンコンサートの企画・運営も大事なミッションとなっています。

そのメンバーと、みなとみらいホールでの仕事を終えたあと、以前から話だけ聞かせていた中華街の「愛香楼」へ行くことになりました。
それは、お店の料理が美味しいのはもちろんですが、トライトーンメンバーの一人の名前が渡辺愛香とお店の名前と同じだからです。 それは、行くしかないでしょう?

実は、以前から支配人にそんなことを伝えており、水曜日が定休日だったにも関わらず、そういうことならば、お店を開けましょうということにしていただいたのです。常連さんには程遠い私ですが、まぁ、年末が近づき、稼ぎ時なんだろうななんて、軽く思ったりしました。

ところが、約束の六時に入店してビックリ。なんと、私たち七名のための貸切となっていました。 「わざわざ、開けてくれたんだ…」 なんだか、ちょっぴり申し訳ない気持ちがしたものの、コンサート終了後の開放感も手伝って、はしゃぎたくもあり、ありがたかったです。

三十分ぐらい経ったでしょうか?美味しい料理に会話が弾んでいるころ、どこかで聞いた声が…。

「エッ、有線??これ、あっちゃん(の声)じゃないの?」

写真:とても素敵な心配りをしてくださった「愛香楼」の支配人さん 実は、お店側の心遣いでした。私が少しだけ説明した「同じ名前のタレントさんがいるんですよ。今度、連れて来ますね」を支配人がしっかり覚えていて、ネット検索したらしく、CDまで入手したというのです。そんなこと、全く(支配人は)話していなかったんだけど…サプライズです。

トライトーンは、アカペラファンの間でこそ、トップアーティストとして崇められておりますが、メディアへの露出が少ないため、一般的な知名度は充分に浸透しておらず、それこそCDだって簡単には手に入らないのです。ビックリしました。

肝心な料理についても触れておきましょう。

披露宴のときにあるやつみたいなその日のための“お品書き”が用意されていたので、そのまま転載します。

『本日は愛香楼を御利用いただきまことにありがとうございました。今日のシェフにおまかせはこちらになります。最後まで、ごゆっくりお楽しみくださいませ。

一.彩色焼味盆
    林檎の蜜付け釜焼チャーシュー
    豚スネ肉のチリソースがけ
    クラゲと生野菜のマリネ
    台湾産ピータンの和え物
    サーモンのコロッケ

二.蟹肉魚蒸鶏旦
    広東風茶碗蒸しフカヒレあんかけ

三.清蒸鮮魚
    鮮魚の蒸し物 葱生姜ソース

四.塩釜炉香鶏
    鶏肉の塩釜焼き 色々野菜を添えて

五.双味炒明蝦
    車海老の炒め 二種ソース

六.鍋炊鮑魚
    鮑と根野菜の土鍋煮込み

七.海鮮伊府麺
    海鮮たっぷり煮込みソバ

八.中秋甜甜盆
    デザートの盛り合わせ 中華菓子添え

平成十八年十一月二十九日   広東創作中華 愛香楼 』

コース料理というものは、食材のバランスや味付けが偏らないように工夫され、 そのお店の考え方や料理人の実力が発揮されるところです。
今日の料理の一つひとつは、それぞれの個性を主張しながらも、次の料理への繋ぎ役も同時に果たしていて、素晴らしいオーケストラを聴いているようでさえありました。美味し〜い! 写真:「愛香楼」の店内でスタッフのみなさんに歌のプレゼント

これでたったの6,000円(お酒は別料金です)。
何から何まで感動の連続であります。

やられっ放しでは、いけません。
最後に、トライトーンがお店の人に座っていただいて、“ザ・クリスマスソング”を熱唱しました。素晴らしい一日となりました。

オススメ度 >>> ★★★★★

「愛香楼」 横浜市中区山下町103 (横濱媽祖廟(よこはままそびょう)の斜め前)  045-663-7799
URL : http://www.rouishin.com/yamucha

[ このページのトップに戻る ]

第83話 【番外編】「割り子そば」 2007/1/25


岩手県の名物「わんこそば」は、ひとくちサイズのお椀に盛られたそばをもくもくと食べ続けていく、一種のゲームとして知られています。味なんて関係ない。ひたすら量を追及し、100杯を超えたら、表彰されたりもします。ちなみに私は、15年前に盛岡駅前の『東屋』という店で、102杯で蓋を閉じ(ギブアップの合図)ましたが、その後、動けなくなり、悶え苦しんだ記憶が鮮明に残っています。もっと味わって、ゆっくり食べたかった。

年末のこと、山形県米沢市の知り合いのところへ行ったとき、お昼をご馳走していただくことになりました。米沢なので、ビーフを予想していたのですが、あにはからんや、おそばですと。お昼ですからね。

写真:「粉名屋小太郎」の割り子そば 商工会議所近くにある『粉名屋小太郎』は、風格ある店構えで、歴史を感じさせます。何でも、米沢藩御用達だそうで、創業300年だとか。それだけでも期待が膨らむというものです。「割子そばの七段」(2,050円)というものを注文しました。

程なく運ばれてきた御膳には、小さな割子に盛り分けたおそばと、七種類に分かれた薬味が乗っています。マグロ、とろろ、納豆、海老天、山菜、なめこといった具材をおそばの上に乗せて、その上にそばつゆをかけ、七種類の味を楽しみました。白くて細めの麺は、つるつるしたのど越しはもちろん、口当たりや歯ざわりもよく、とってもやさしい味でした。美味しい!!乾麺ですが、お取り寄せもあり、こちらもオススメです。

オススメ度 >>> ★★★★

「粉名屋小太郎」 山形県米沢市中央5丁目3-19  0238-21-0140
URL : http://www.konaya-kotaro.com/

[ このページのトップに戻る ]

第84話 「青いスープ」 2007/1/31


例えば、広島の小学生は、フツーに育てばカープファンになります。福岡の場合、ソフトバンクだし、大阪なら阪神で、北海道は日本ハムを応援する。そういうものでしょう。だけど、横浜はちょっと違う気がする。市民に地元球団の意識が低いのは、球団の努力不足を指摘されても仕方ありませんね。広島カープよりも観客動員が少ないことに、開いた口が塞がりません。

写真:「廣東」の青いラーメン その代わり、周りは盛り上がります。飲食店の場合、ゲームが終わった後で、選手が食事に来たりするので、気持ちに熱が入るというものです。
1998年、横浜ベイスターズが優勝したときに、横浜駅東口には大魔神神社なんてできたりもしましたが、中華街の広東道の『廣東』では、ベイにちなんだ青いラーメンを創り出しました。スープの青さはブルーキュラソーで出しているんだとか(アルコール分は飛ばしてあるんだそうです)。黄色い星(ホッシー)は玉子です。ハハハ、別名ベイスターズラーメン(600円)。

これ、見た目がよくないけど、具も寂しいので物足りない。当分、優勝しませんね、この程度の戦力じゃ。

だけど、塩味のスープには、非凡なものを感じます。

追加で注文した、中華飯は上品な薄味で、具もたっぷり。とっても美味しかった です。

オススメ度 >>> ★★★

「廣東」 横浜市中区山下町151(広東道)   045-662-5053

[ このページのトップに戻る ]

第85話 「えびワンタン」 2007/2/7


写真:「慶華飯店」の店構え どうしちゃったの?と思うほど、地味な店構えなので、知らないで行くと、通りすぎます。看板なし、お店の名前もうす〜い字で書かれており、宣伝する気が全く感じられません。閉店したブティックみたいなこのお店が、中華街裏通りの広東道にある『慶華飯店』です。

こんな外観でありながら、ランチタイムには近くのOLやサラリーマンが行列を作るほど。知ってるやつだけが、来ればいいってことでしょうか?肝がすわっています??

写真:「慶華飯店」のえびワンタン ここの名物は、「えびワンタン」(630円)。

中華どんぶり一杯にワンタン(大粒のもの)が全部で12個も入っています。醤油味のスープはあっさりしていて(しすぎていて)、コクがありませんでした。ワンタンもどうってことはない。ただ、ボリューム感はありました。ダイエット中のOLだったら、これ一杯で食べた気になる。そんな感じでした。

オススメ度 >>> ★★

「慶華飯店」 横浜市中区山下町150(広東道)   045-641-0051

[ このページのトップに戻る ]

第86話 「水餃子」 2007/2/14


昔、「私、作る人」「ボク、食べる人」というラーメンのCMが女性蔑視だとして、大騒ぎになったことがあります。女性が料理を作るものであると決め付けているのがいけないらしいけれど、誰もそんなことまでは言っていない。たまたま、出演している男女がそう言っただけなのに、結局、放映中止に追い込まれてしまいました。

だけど、そんなに女性の立場は弱いですかねぇ?権利を主張するときは平等だと言い、ご馳走してもらうときは、でしゃばらず素直に従う。機会均等とハンディキャップを使い分けて、逆に女性が有利な社会になっているような気がします。

ニッポンのオトコは、料理なんてできないのが常識でありました。今までは。…これから覚えましょうね。まずは、器械に慣れることです。

中国人は、男性が料理するのが当たり前なんだそうです。共働きが普通のことだからで、餃子を作るのは男の仕事。友だちが、そう言ってました。

餃子の基本は水餃子。これ、結構、食べます。ご飯の代わり。中国の東北部では、餃子が主食でした。焼餃子は、翌日以降、余ったやつを焼く。それが、中国人の餃子との付き合い方である。友だちが、そう言ってました。

写真:「龍膳」のセロリ水餃子とチャーハン 加賀町警察署の裏手の小さなビルの1階にある『龍膳』は、中華街の中では珍しい東北料理のお店。「セロリ水餃子+小チャーハン」(890円)を注文しました。

運ばれてきた水餃子は合計10個。厚い餃子皮は、モチモチしていていい感じ。パックリいただくと、中から肉汁がジュワっと出てきます。これ、マルです。中華街で水餃子が名物の『S店』より、ハッキリ美味い。チャーハンは、イケてませんでした。

私の相方の頼んだ「サンマーメン」は、これまたグッド。東北地方だからでしょうか、味付けがちょっと濃い目でしっかりしています。お醤油が少し焦げた感じのスープにニンニクも効いていて美味しい。このお店、かなり狭いので、ゆっくりするには不向きですが、ランチには高評価。ボリュームもたっぷりです。

オススメ度 >>> ★★★★

「龍膳」 横浜市中区山下町155-12 王子ビル1F   045-662-8810

[ このページのトップに戻る ]

第87話 「千と千尋の神隠し(前編)」 2007/2/21


先日、J-WAVEを聴いていると、矢野顕子と小野リサを混ぜたような、せつない歌声が、小田和正の「言葉にできない」をボサノバ調で流れていました。これが、結構イイんです。早速、インターネットで調べると、分かりました、歌い手の名前が。

『SOTTE BOSSE』

ここのホームページは、サービスがよくて、いろんな曲が試聴可能です。
   → http://www.sottebosse.com/(音が出るので注意)

しばらく聴きながら、どんどんハマってしまい、気がついたら夢遊病者のように、近所のCDショップに駆け込んでいました。ところが、

   「あれっ、名前、なんだっけ?」

うっすらした記憶を頼りにお店の人に説明します。

「さっき、J-WAVEで流れていた曲で、アルファベット10文字の……
多分、日本人だと思うけど…」

店じゅう大騒ぎの末、それはインディーズレーベルで、『タワーレコード』だったら置いてあるかもとのこと。やっと、スッキリしました。それにしても…

名前の分かりにくいタレントって、どうなんでしょう。売れた場合、逆に武器になるんだろうけど、なかなか覚えてもらえないというのもねぇ。名前を覚えていないのに、CDを買いに行く人のほうが、もっと問題でした。
ともあれ、『SOTTE BOSSE』試しにサイトを開いて聴いてみてください。究極の癒し系です。

写真:「安楽園」の外観 中華街のお店は、読みにくい名前が結構あります。『辣(ラー)』だとか『茘香尊(ライシャンソン)』だとかは、待ち合わせたりしにくいので、共通認識として定着するのに時間がかかりそうです。

だけど、店名よりももっと問題になることがあります。

それは、お店そのものに入りづらいことです。そもそも、飲食店であることが分からない。入口がどうなっているのか分からない。メニューがないので、値段が分からない。
中華街大通りのど真ん中にあるにもかかわらず、地元の人でさえ誰も知らない謎のお店。それが、『安楽園』です。

[ このページのトップに戻る ]

第88話 「千と千尋の神隠し(後編)」 2007/2/28


外見と内面が違う人は、たくさんいます。
おとなしそうに見えたんだけど、付き合ってみたらやんちゃだったり、その逆も…。 写真:「安楽園」の料理 ところが、お店の場合、そういうことはほとんどありません。コンセプトってことでしょう。外観は、内観を表しています。

入りにくいお店、ナンバーワンの『安楽園』は、昭和初期にタイムスリップします。ホント、宮崎駿の世界が現出します。なんだか、時間が止まったような。

中華街大通りのど真ん中にあるも関わらず、広いんです。一つひとつの部屋が。四次元ワールド。人の気配がほとんどしません。キッチンは、どこにあるのでしょう?いやぁ、不思議です。 写真:「安楽園」のチャーハン

ランチメニューは存在せず、そんなせわしない食事は、この店に合わない。ゆっくり、ゆっくり食べるグループに向いています。

肝心の料理は…ここでは、何を食べてもメチャクチャ美味しいです。ランチの時間帯は、いつ行ってもお客さんが少ないせいか、とても丁寧に作られているのが分かるし、何よりアツアツで出てくるのがよい。エビチリも春巻きも白菜ホワイトソースもすべてマル。五目チャーハンの具材が、一ミリ程度に細かく刻まれているのには、感動します。

写真:「安楽園」のニンジン細工 包丁捌きとでも言うのでしょうか、料理の片隅には、ニンジンを彫刻した人形みたいなものが飾られていて、ちょっと怖かったりもするけど、これもユニークです。芸術品。

お店のオバチャンは、二階の座敷は百人の宴会にも対応できると言っておりましたが、このお店、オススメは、何と言っても昼の部です。

少人数で、ゆっくりしたいとき、是非、使ってみてください。見えないものが、見える人は、もっと楽しめるかも??

オススメ度 >>> ★★★★★

「安楽園」 横浜市中区山下町145   045-681-3811

[ このページのトップに
戻る ]

第89話 「ながい!やすい!うまい!」 2007/3/7


2月から3月にかけてのこの時期、中華街は中国の正月「春節」で賑わっていま す。1月は、当然に日本の正月があったわけで、何か理由をつけてはイベントを 起こし、集客を図っているのであります。

写真:『媽祖廟』の特設ステージ 昨年、誕生した『媽祖廟』には、特設ステージを設け、二週にわたって京劇や獅 子舞、中国舞踊・太極拳・歌などの企画で盛り上がりました。

中でも驚きは、中国雑技芸術団による曲芸です。舞台にイスを次々と重ねていき、 その上でオリンピック体操の「つり輪」みたいな動きを見せる。もう、神の領域 です。驚きました。推定13億人もいると、ビックリ人間もうじゃうじゃいるの でしょう。北京五輪では、金メダル100個もありそうです。そんな気にさせられ ました。

さて、今回は北門通りの入り口近くにお店を構える『康華樓』です。中華街の中 心部から外れてはいますが、周辺にオフィスビルが多く、ランチの時間帯はビジ ネスマンやOLでにぎわっています。

写真:「康華樓」のランチメニュー 入店して、まず驚くのは、せま〜、なが〜、「うなぎの寝床」です。立ち食いそ ば屋みたい。これが、タテにも伸びていきます。テーブル六つの一階に厨房のあ る二階は横並びでイスが五つ。さらに、三階にはテーブルが二つ。座敷もあるけ ど、これがまた横長。けっこー笑えます。

しかしながら、店員はなんだか大勢いるのがまた不思議。ファミリー的な雰囲気 で、常時五名はいるみたい。応対も丁寧で、とても好感が持てます。

そのうえ、ランチは全品680円とお手ごろ。ボリュームが多く、デザートつきな ので、会社員に人気なのがよく分かります。今回は、「カレー坦々麺プラス半高 菜チャーハン」を注文。塩加減がよく、上品な味付けで、大変おいしゅうござい ました。これは、いいお店を見つけましたよ。

オススメ度 >>> ★★★★

「康華樓」 横浜市中区山下町201-5 (北門通り)  045-651-2306
URL :

http://www.koukarou.co.jp/
[ このページのトップに戻る ]

第90話 「最強のおつまみ」 2007/3/14


先日、メタボリック症候群について、お医者様の講演を聴いてきました。 何でも、ヘソ周りが85センチを超えた人(男性の場合、女性は90センチだとか) が有資格者だそうで、この基準を達成すると、動脈硬化の危険性が高い予備軍に 入れてもらえます。

そういう人が長生きしたければ、中性脂肪を減らす努力が大切で、カロリーに敏 感でなければなりません。油の多い食事というのは、直接には関係ないらしく (ランチは中華ばっかりなのでホッ)、摂取カロリーを減らすようにすることが 肝要だと。

問題は、お酒そのもののカロリーが高いことなので、おつまみで調整することを 考えねばなりません。だけど、野菜サラダなんか、物足りなくて話にならないし、 野菜スティックというのも何となくわびしい。

写真:「サブローソ」のバーニャカウダ ところが、最近いいものを見つけました。その名は「バーニャカウダ」。 にんにくとアンチョビ、それにオリーブオイルのソースを小鍋でフツフツ煮立て、 野菜をつけながら食べるというフォンデュスタイルです。にんにくは、牛乳でぐ つぐつ茹でているため臭みが抜け、じゃがいもみたいにホコホコになります。に んじん、セロリ、かぶ、ピーマン、大根など野菜がたくさん食べられるのが嬉し いです。いい感じでしょう?

これが食べられるのは、昨年11月延平門そばにオープンしたスペイン風居酒屋 『サブローソ』です。サブローソはスペイン語で「美味しい」の意味で、実際、 ほかの料理もバッチリ。コーヒーにデザートがついた850円のランチもオススメ です。中華料理のあとに、シェリーワインでちょっと一杯。いいですよ。

オススメ度 >>> ★★★★

「サブローソ」 横浜市中区山下町232  045-662-0198

[ このページのトップに
戻る ]

第91話 「最大公約数」 2007/4/18


家で作る料理の中で、一番多いのがパスタです。
残り物の野菜を何でも一緒に調理してしまうのが私の必勝パターンで、そのため に明治屋へ行って、上等なオリーブオイルを仕入れているのであります。

そこで問題となるのが、スパゲティの量なんです(パスタという表現は、子供の ころには存在しなかったので、馴染みのあるこちらで表現します)。
市販のものの中には、100グラムずつを束ねているのがあるけれど、あれじゃ物 足りない。だからと言って、150グラムでは、食べていて最後のほうで飽きてく る。なので、ベストは125グラムだというのが私の導いた結論でございます。

その場合、300グラムの袋売りだと、半端が出てしまいます。1,000グラムだと、 分かりにくい。そこで、500グラムの袋入りが分けやすく、ベストだと考えてい ます。ま、どうでもいいか!?

写真:「Osteria Pozzi」の小海老のトマトクリーム さて、外食のスパゲティで、最適の量(多分125グラム)を提供してくれるのが、 山下公園そばにある『Osteria Pozzi(オステリア・ポッジー)』です。オステ リアとは、イタリア語で大衆食堂の意、ポッジーは人の名前だそうです。ランチ の時間帯は、いつ行ってもビジネスマンやOLで満席状態で、界隈での一番人気 店といっても過言ではありません。

なかでも、小海老のトマトクリーム(650円)は絶妙なお味であります。ここは、 是非、騙されたと思って皆さんに食べてほしいところです。

味よし、量よし、値段よし、のこのお店。もうひとつの驚きは、ムダのない店員 さんの動きです。30席ある店内をコックさん一人を含む合計三名で、笑顔を絶や さず切り盛りしているのも、いい感じ。
オープンキッチンのお店は、こうでなくっちゃという見本なのであります。

オススメ度 >>> ★★★★★

「Osteria Pozzi」 横浜市中区山下町25-14 モナニビル 2F  045-651-5266

[ このページのトップに
戻る ]

第92話 「年配のお金持ち集合!」 2007/5/25


中華街のど真ん中にあって威容を誇り、観光バスから出てきた大勢のお客様を飲 み込んでしまうようなスケール、存在感を示しているのが『萬珍楼』です。中華 街を代表する老舗にも関わらず、今まで紹介していなかったのは、ホントに入っ たことがなかったからです。敷居が高い。実際、天井も高いです。こういうお店 は値段も高いんですよ。今回は、事務所の創業記念日(5月22日)だということ で、ちょっぴり背伸びしました。

入口をくぐると、圧倒的な店員さんの数に驚かされます。しかも、マナーがいい。 やはり、高級店は家族でやっているような小規模のところとは、ハッキリ違いま す。だから、地方から指折り数えてようやくやって来たような人は、こういうと ころが安心ですね。殿様気分。至れり尽くせりです。

写真:「萬珍楼」の炒飯 食事は、ランチ中から、麒麟コース(5,000円)を選択しました。

1.前菜
2.ふかひれスープ
3.大海老・春雨のXO醤蒸し
4.牛ヒレ・エリンギ筍の香り炒め
5.カニ・海老の野菜包み、蟹卵ソース
6.チャーシュー・きくらげ炒飯
7.亀ゼリーのカプチーノ仕立て

とまぁ、こんな感じ。中華街では、珍しい上品な薄味でした。6番は、ロールキャ ベツの具材がカニ・海老ってこと。美味いに決まってるでしょう?蟹卵ソースは お皿を舐めたいほどでした。7番のチャーハンは、炒めた後、せいろで蒸したら しく、パラパラでふかふか。初めての食感でございました。

いやぁ、良かったです。

一つだけ気に入らないのは、入ってきたお客さんが身なりによって、案内場所を 変えられている、そんな気がすることです。ジーパンでお金持ってなさそうだと その他大勢のエリアに収容される。そうとしか思えない、周囲の顔ぶれでした。 ハハハ。座席に余裕がある限りは、ゆったりと座っていただくように、そんな気 配りがほしいところなんだなぁ。教育のしすぎですね。

オススメ度 >>> ★★★★

「萬珍楼」 横浜市中区山下町153 (中華街大通り)  045-681-4004
URL:

http://www.manchinro.com/
[ このページのトップに戻る ]

第93話 「美味しんぼ」 2007/6/19


「刺身」って、海産物だけじゃなくて、いろいろあるじゃないですか。
馬や牛、鹿、カンガルー、ワニ…とりあえず試してみました。それなりです。

次に、動物でないもの。

コンニャクは有名です。意味は分かりませんが。宮崎でサボテンの刺身っていうのを食べたことがあります。これも、ナマではありませんでした。しかも美味くない。いい加減なものです。
そして、今回ご紹介するのが、とうもろこしの刺身です。

お店は、

第65話で紹介した比内地鶏の店『平戸庵』の関内店。モーツァルトで情操教育を受けたという地鶏たちが絶品で、ここの親子丼(1,000円)は、死ぬまでに是非一度、食べてもらいたい一品ですが、今回はとうもろこし。

なんでも、お店が農場を経営しており、丹精こめて育てた新鮮なものを持ち込んでいるとのこと。んなこと言ったって、とうもろこしでしょ。

   これがなんと、一皿1,000円でビックリ。

写真:「平戸庵」のとうもろこし ホステスさんが注文したフルーツみたいです。貧乏人はぶっ倒れますね。
こういう挑戦的なメニューはオトコとしての胆力を試されているような気がするので、向かっていくのが身上です。「それ、ひとつ!」

しばらくして、さっき抜いてきたばかりのような瑞々しいとうもろこしが、なにも手を加えずに、そのまんま出てきました。たたみいわしっぽくカットされたやつをおそるおそる口の中に放り込みます。これが、

   あま〜〜い

甘くてジューシー。調味料に頼る必要は、全くありませんでした。
茹でたとうもろこしは、田舎のおやつの定番ですが、ナマとは…。世の中には、知らないものが、まだまだたくさんあります。

このお店は、焼き鳥の付け合せに出てくるキャベツもマル。キャベツにつける味噌マヨネーズも、ホントに美味しいです。脇役がしっかりしてるんだから、主役の地鶏たちにはケチのつけようがありません。なにせ、情操教育ですから。

一人五千円程度の予算で、めちゃくちゃリッチな気分を味わえます。
どうぞ、一度、お試しあれ。

オススメ度 >>> ★★★★★

「平戸庵 関内相生町店」 横浜市中区相生町4-69 関内和考ビル1F  045-222-2781

[ このページのトップに戻る ]

第94話 「ナマ演奏」 2007/6/27


「き〜みが〜みむ〜ねに〜♪」

サントリー烏龍茶のCMでお馴染みの蘇州夜曲は、胡弓という楽器が使われていたりして、いかにも中国っぽいサウンドです。テレサ・テンというよりは、アグネスチャンといった感じ。専門的にこういうのを何と言うのかわかりませんが、音と音の間がタムケンの「チャ〜」みたいに繋がるような歌唱法で歌うとそれはまさに中国なんです。分かるかなぁ?

写真:「悟空茶荘」の無料ライブ 中華街の中心部から離れ、関帝廟から中山路を石川町方向に30メートルほど行ったところに『悟空茶荘』があります。一階は茶葉・茶器・雑貨の販売を行っていて(不思議なくらい商売っ気なし)、二階へ進むと上海レトロな雰囲気が漂うサロンが贅沢な午後を演出してくれます。

ここでは、毎週水曜日に中国人歌手による生演奏が行われるとのこと(チャージなし)。二時間おきに演奏してますから、水曜日に行くと、すごくトクした気分になります。無料ライブ、うれしい。 写真:「悟空茶荘」の涼伴麺

今月は、区愛美(く・あいみ)さんの弾き語りで、オリジナルも含め、日本の歌も交えて優しく歌っているので、聴いてみてください。オススメします。

食事は、喫茶が中心であるものの、ランチもあります。
写真は、涼伴麺(デザート付きで880円)。つるつるシコシコで、胡麻が効いたちょっとピリ辛の冷たいスープ麺です。

オススメ度 >>> 水曜は:★★★★、その他は:★★★

「悟空茶荘」 横浜市中区山下町130  045-681-7776

URL:http://www.goku-teahouse.com/
[ このページのトップに戻る ]

第95話 【番外編】「フルーツ盛り合わせ」 2007/7/11


こんなお店、どこにでもあるよって言われるかもしれないけど、入ったことありませんでした、フルーツ専門店。

二ヶ月に一度、出張で訪れる山口県周南市の中心部から離れた場所にあるにも関わらず、店の前を通るたびに駐車場がいっぱい。気になっておりました。土曜朝の10時すぎ、帰京を前に少し時間があったので、意を決して店内へ。

もともとは、果物屋さんが始めたんだそうで、カフェ部門のほか、野菜フルーツ販売・ベーカリー販売部門の複合店で、それぞれが見事に賑わっています。どんな場所であっても、商売は工夫次第でどうにでもなる、の良い見本であります。

当然のように「旬のフルーツ盛り合わせ(800円)」を注文、わっ、恥ずかしい。オーダーするや、ウエイトレスさんに「ボリュームがありますけど、大丈夫ですか?」と聞かれました。「大丈夫?」って、私は87キロなんですけど…。

写真:「tres」のフルーツ盛り合わせ 運ばれてみて納得しました。これはスゴい。

パイナップル・オレンジ・巨峰・メロン・スイカ・バナナ・さくらんぼ・キウイ…

全部で800円です。
こんな店、近くにあったら、週に二回は行くんだけどなぁ。ご馳走様でした。

オススメ度 >>> ★★★★★

「tres(トレス)」 山口県周南市上遠石2-38   0834-21-5655

[ このページのトップに
戻る ]

第96話 【番外編】「最強の立ち食いそば」 2007/7/25


旅の楽しみが、その土地の名物を食することにあるのは何度も書いたとおりですが、お店が駅のホームにあるというのが例外的です、名古屋のきしめん。
これも、新幹線上りにあるやつのほうが美味いとか、在来線にいい店があるとか諸説紛々あるものの、とにかく駅のやつがいいというのが出張サラリーマンの間での定説でした。

冬なんかねぇ、削り節が踊るんですよ、「私を食べて」と言わんばかりに。色っぽい麺。

先日、久しぶりに立ち寄ったところ、なんか店が綺麗になってました。自動ドア・もちろんエアコン付き。ずいぶん儲かったんでしょうね。覚えていたあの店と違う。

店のオススメは、名古屋コーチン入りきしめん840円。

   エッ、立ち食いで840円!

写真:「住よし」のきしめん これが、驚くほどフツーでした。名古屋コーチンって、こんなお味ですか?
JR品川駅の立ち食いそばのほうが、安くてウマいような…やっぱりカツオの削り節がないとダメだね。でも、値段は最強の840円でした。

多分、ちょっと前までは、美味しいものが少なかったんですね。食文化は、かなりの勢いで進化している、そう感じた発車五分前でした。

オススメ度 >>> ★★

「住よし 名古屋駅ホーム店」 名古屋市中村区名駅 JR名古屋駅内   052-565-9527

[ このページのトップに
戻る ]

第97話 「海鮮あんかけチャーハン」 2007/8/8


ここ二週間ほど、肉マンの売れ行きが今イチの中華街ですが、夏休みとあって、人通りはかなりのものです。街全体への影響はないと言っておきましょう。
関帝廟通りにあって、ひときわ人気を博しているのが『鳳林』です。どうやら、ちょっと前に「V6」の番組に登場したらしく、若い人が雑誌なんかを読みながら、「ここだ、ここ」と言って入ってくる。そんな雰囲気です。
今回は、番組で紹介されたお店イチオシ(ニオシ?)の海鮮あんかけチャーハン(1,200円)にトライしました。
店員さんもビビルるようなアツアツの石焼の重たい器が登場。たっぷりの海鮮あんかけと卵の黄身が乗って出てきます。これが、ホント具だくさん。エビ・ホタテ・イカ・貝柱…なかなかのものです。
まずは、これを混ぜる、混ぜる、混ぜる。
ジュージューと大騒ぎがうれしいです。
はじめはとろとろのあんかけチャーハンは、食べているうちに美味しい海鮮チャー
ハンになり最後は歯ごたえのあるおこげになります。楽しい系。
ボリュームたっぷりはいいことだけど、おしまいのころには少し飽きるかも。塩
味一本ですからねぇ。ここは評価の分かれるところかもしれませんが。

オススメ度 >>> ★★★

「鳳林」 横浜市中区山下町187 045-662-2225

[ このページのトップに
戻る ]

第98話 「ハマのおじさん910円」 2007/9/19


横浜中華街では、ベイスターズの応援の一環として「工藤選手を応援しようキャ ンペーン」を開催しているんだそうです。
写真:「楼蘭」の工藤選手応援企画 その特典はお店によって異なりますが、「ハマのおじさん」と呼んでくださいと いう工藤選手にちなんで、価格910(くどう)円のセットメニューを提供してい るのが、中華街大通りに店を構える『楼蘭』です。

<トクトク910(くどう)円セット 工藤選手応援企画>
春巻き・海老蒸し餃子・シュウマイ・中肉まん+生ビール一杯

う〜ん、どうでしょう?わざわざ中華街にやってきて、食べるメニューじゃない ような気がしますが…フツーでした。楽しくはない。

工藤投手は注文したのかな?

オススメ度 >>> ★★

「楼蘭」 横浜市中区山下町147(中華街大通り) 045-662-1811
URL : http://www.farshema.co.jp/rouran/

[ このページのトップに
戻る ]

第99話 「タラレバじゃなくてレバニラ?」 2008/1/11


学生時代、中華料理といえば、小予算でガツンと食べたいときは、レバニラ定食が定番でした。我が家では、その個性的な臭いからニラがタブーとなっていたので、外でしか食べられない。だけど、何か元気が出るし、栄養満点な感じがするレバニラ炒め。うん?ニラレバ炒め?

ヤフー検索で『レバニラかニラレバか』をキーワードで入れてみたら、14,400件も出てきました。みんな、考えることは同じです。『〜炒め』で検索すると、“ニラレバ”、『〜定食』で検索すると、“レバニラ”が優勢なようです。
どっちでもいいですか?

街の中華屋さんでは定番のメニューも、中華街では、意外になかったりします。
焼き餃子やラーメン、そして、レバニラ炒めも前面には出てきません。これらは、日本にやってきて進化したのでありましょう。おそらく。

南門通り“媽祖廟”前にお店を構える福建料理『福龍酒家』は、ランチ時にビジネスマンで賑わっています。それは、美味しいのはもちろん、ボリュームがあり、値段がリーズナブルだから。その中でも、特にオススメが“レバニラ定食”(700円)です。塩味ベースのあっさりしたレバニラは、今までに経験したことがないタイプのもの。レバー特有の臭みもほとんどありません。ギトギト感がないので、もたれずに食が進みます。ツマミにしても、OK。いいですよ、これ。

もう一つ、このお店の特長は、接客が素晴らしいこと。
冷たい対応が多い中華街の中では、余計に光ります。
特製ピリ辛台湾ラーメン(800円)と合わせ、是非、一度お試しください。

オススメ度 >>> ★★★★

「福龍酒家」横浜市中区山下町106-15(南門シルクロード通り)tel045-663-8896

[ このページのトップに
戻る ]

第100話 「紅茶のおいしい喫茶店」〜サモアール馬車道店2008/1/11


一人で喫茶店に入ったとき、どこに座りますか?
普通は、そばに誰もいないところを狙いますよね。
ドトールなんかだと、テーブルが狭く、隣りの人がミョーに近くて電車に乗ってるみたいになりますが、ちゃんとした(失礼!)喫茶店では、ある程度のスペースが確保できます。これが、値段にハネ返る。賃貸物件と一緒です。料金は坪単価。
なので、喫茶店は空いてるのがいい。そう思っています。

もうひとつ、ご近所さんの問題があります。
空いたスペースに余裕をもって座るほど、オバチャンの団体がやってくる確率が高くなります。
耳が遠くなると、声が大きくなるのは必然で、食器もガチャガチャさせて平気です。たいして面白くなくても笑う。やれやれ、聞いちゃった…。

先日、私の隣りには、身体が大きく色黒で、いかにも喧嘩が強そうなおっちゃんがゆったりとコーヒーを飲んでいました。そこへ、待ち合わせのお友だちがゾロゾロ。話題は、刑務所のランチで盛り上がっておりました。

   「最近、ずいぶん、よくなってきたよ」

これは、面白すぎます。
さて、サモアール馬車道店のお話。

ここは、常時100種類の紅茶が用意されている紅茶専門店ですが、いわゆる“喫茶店”ではとても味わうことのできないような本格的な洋食も楽しめます。
オススメは、刻んだほうれん草を卵に混ぜ込んだ、見た目も鮮やかな緑色の「ポパイのオムライス」。ベーコンと玉ねぎの旨みがしっかりと引き出されたバターライスに卵をからめていただくともう、堪りません。

これ、ランチじゃ食べられません。14時すぎからでないと、注文できないんです。
それは、丁寧に作っているため、量産できないから。それだけ価値があるってことですよ。甘さは控えめのロイヤルミルクティーとのセット(1,300円)を是非一度お楽しみください。

オススメ度 >>> ★★★★

「サモアール馬車道店」横浜市中区弁天通4−67−1 馬車道スクエアビル1F tel045-201-3050
[ このページのトップに
戻る ]

[ 第1話〜第20話 >>> こちら ]
[ 第21話〜第40話 >>> こちら ]
[ 第41話〜第60話 >>> こちら ]
[ 第61話〜第80話 >>> こちら ]
[ 第81話〜第100話 >>> こちら ]
[ 最新の「おいしい生活」は >>> こちら ]

[ お問い合わせ ]
有限会社ドリームキャッチャー
〒231-0023 横浜市中区山下町256番地 ヴィルヌーヴタワー横浜・関内709
TEL:045-224-5788  FAX:045-224-5787
ホームページ:http://www.dream2001.com/catcher/
E-Mail:ken@dream2001.com